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私もはまった尾崎豊



 私が高校生の頃ちょうど尾崎の絶頂期で、文化祭に出場するバンドはこぞって尾崎の曲を演奏していました。その頃私はあまり彼に興味を持っていませんでした。今思うと詩が私には強烈すぎたのかなと思います。
 興味を持ちだしたのは大学に入ってからで多分アルバム「街路樹」の「核」という曲にはまってからだと思います。そして自然な流れで全てのアルバムを聞きました。私の彼の感想は世間でいうティーンのカリスマというイメージはまったくなく純粋にいい曲を作るなあということです。初期の頃のアルバムは曲は好きでしたが詩は好きではなかったです。なぜ大人の世界や社会を敵に回した考え方をするんだろうと思ってました。そういう詩が際立っていたんでしょうね。平凡な詩の方が好きでした。「ダンスホール」や「I Love You」など。そうそう学校をテーマにした詩以外は好きでしたね。「核」「Love Way」「遠い空」など。
 「世間知らずの俺だから体を張って覚えてく。バカを気にして生きるほど世間は狭かないだろう」の詩にはよくはげまされました。逆に「何か話をしよう、なんだかわからいけど。俺はひどく怯えている」と「核」は始まるんだけど私の彼のイメージはこの詩です。なにかに怯えている尾崎。それを見つけよう、ぶちこわしてやろうとするその気持ちはすごく僕の胸にも響きました。目の前の壁と戦う彼。それを理解するには私にも時間が必要でした。