今回WEBメールを利用できるようにしようと思ったのは,spamassassinでスパムメールをサーバ上に隔離した為,そのメールをユーザ自身で管理出来るようにしたかったからです。ユーザ自身でスパムメールを見て削除していただく。これだけでいいのです。
フリーのWEBメールで有名なのはsquirrelmailですが残念ながら私のやりたいことができませんでした。そこでuseiminでWEBメールが出来るようにと考えて調べていたら見事にやりたいことが出来ました。
今回使ったバージョンはusermin-1.270.tar.gzで構築まではすでにこのブログで書きましたので機能の追加だけ記述します。
まずWEBメールを使えるように以下のファイルを変更します。
# vi /etc/usermin/webmin.acl
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user: changepass mailbox
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これでパスワード変更とWEBメールが使えます。
次に隔離したメールが集まる場所を指定します。
# vi /etc/usermin/mailbox/config
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mail_dir=/path/spam
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今回はユーザがスパムメールを見ることができ,サーバから削除できるだけでいいのでそのように設定します。タイトルを以下のように変更しました。
# vi /etc/usermin/module.infos.cache
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mailbox desc=Read SPAM Mail
mailbox realdesc=Read SPAM Mail
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文字化け対策は以下。
# vi /usr/local/usermin-1.270/mailbox/view_mail.cgi
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$charset = "EUC-JP";
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削除時の確認メッセージを日本語に直しました。
# vi /usr/local/usermin-1.270/mailbox/lang/en
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confirm_warn4=
confirm_warn=選択した $1 通のメッセージを消去してよろしいですか?
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あとの機能はいらないのでいろいろコメントアウトしました。
# vi /usr/local/usermin-1.270/mailbox/index.cgi
# vi /usr/local/usermin-1.270/mailbox/view_mail.cgi
# vi /usr/local/usermin-1.270/mailbox/mailbox-lib.pl
これらのファイルを編集することで必要な機能を限定させることが出来ます。