●仮想OSのインストール
CentOS5はxenが利用可能です。インストール時に「仮想化」を選択するとxenがインストールされます。
構築するマシンはxenカーネルで起動している必要があります。
それと /etc/modprobe.conf に以下の1行が必要なようです。
alias scsi_hostadapter xenblk
準備が出来たら仮想OSをインストールします。
今回はCentOS5をインストールしてみました。
# virt-install --nographics
What is the name of your virtual machine?
ホスト名を入力
How much RAM should be allocated (in megabytes)?
仮想OSに割り当てる物理メモリ容量(MB)
What would you like to use as the disk (path)?
イメージファイル名をフルパスで記入(例 /var/lib/xen/images/u1.img)
How large would you like the disk (/var/lib/xen/images/CentOS5.img) to be (in gigabytes)?
16Gbyteまで
What is the install location?
ネットワークインストール先指定(例 http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/)
これでインストールが始まります。
インストールが終わったら自動起動設定をしておきましょう。
# ln -s /etc/xen/仮想OSホスト名 /etc/xen/auto/仮想OSホスト名
●仮想OSの操作
起動方法
# xm create 仮想OSホスト名
停止方法
まずはID番号を調べます。
# xm list
Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 490 2 r----- 10561.3
u1 1 255 1 -b---- 2715.8
u2 3 255 1 -b---- 17.4
u2を停止する場合は以下
# xm shutdown 3
※停止はsshで外部からログインして通常のコマンド(shutdownなど)でもちろん可能です。
ドメイン0からコンソールにはいる方法
# xm console 仮想OSホスト名
CTRL+] でぬけることが出来ます。
●ゲストOSの複製
1.インストールイメージファイルの複製
デフォルトでは /var/lib/xen/images 配下にある。
# cp -a /var/lib/xen/images/image.img /var/lib/xen/images/newimage.img
2.設定ファイルの複製
/etc/xen にある。
# cp image newimage
コピーした newimage は適宜変更します。
このときMACアドレス,uuidも変更しましょう。
起動後,ホスト名,IPアドレス,適宜変更し,MACアドレスも確認しておきましょう。